西部開拓時代?のような街で一人の少女が悪党と戦っていた。
「女一人で俺達に首突っ込むなんて死にに来たようなもんじゃねえか!」
悪党の一人はそう言うが

ドゴォッ!

少女の攻撃で悪党達は倒れた。
「何てこった。たった一人の小娘に惨敗するなんて・・・くっ、オボエテーロ!!」
残党はどこかで聞いたような捨て台詞を残して逃げようとするが

ドドドドドッ!

少女の放ったマシンガンを喰らい、その場に倒れた。

「サニー相変わらずやるね。」
彼女の名はサニー。一流のガンマンだ。

「そうよ、悪は全部成敗しないとね。ルージュだってそうでしょ?」
一緒にいるのはサニーの友人のルージュ。

「そうなるといいんだけどね。」
ルージュは困惑しながら言った。

実は彼女達の住む街は昔から治安が悪くギャングの集まる街だった。
しかしサニーの活躍もあって悪党達は数を減らし、少しずつではあるが治安は回復しかけていた。

「そんな顔しないで。」
サニーはルージュを励ます。

その後ルージュは家に帰るが、サニーはある所へ向かう。

彼女が向かった先は墓場だった。墓の前で花を手向けるとこうつぶやいた。
「敵は必ず打つからね。」

実はサニーの家族はギャングに殺されており、唯一生き残った彼女は一人修行を重ねながら生きていたのだ。そう、自分の家族を奪った悪党を殲滅するために。

そんなある日、サニーはルージュと食事を終えて、店を出た時だった。

「わっ」

二人の目の前を一台の車が猛スピードで駆け抜けていく。
「危なっかしい運転ね。」
ルージュがそう言った時だった。

「現金輸送車が盗まれたんだ。確かギャングの一団による強盗だと聞いたよ。」
一人の青年が言う。それを聞いたサニーはすぐさまルージュと共に車に乗り込んだ。(二人が食事をした店には車で来ており、サニーが運転してきた。)

大急ぎで飛ばすと遂に現金輸送車と犯人達を発見し、行く手を阻む。
「もう逃がさないわよ!」
犯人達の前に立ちはだかるサニー。しかしサニーは彼らを前に絶句した。

「お前達はあの時の・・・」
「まさかこんなところで再開するとはな。」

そう、実は現金輸送車を強奪した犯人はサニーの家族を皆殺しにした張本人なのだ。
「私の家族を奪った仇、返してもらうわ!!」
サニーはそう言うと犯人達に攻撃を仕掛ける。

サニーの攻撃に敵達は次々と倒れた。

しかし

「調子に乗んなあああああああ!!!!!」
一瞬の隙を取られて遠くに投げ飛ばされた。

「サニー!!」
ルージュの叫び声が響く。

「さぁてコイツの仲間も殺すか。」
犯人の一人がルージュにマシンガンを向ける。

「彼女には手を出さないで!」
サニーはそう叫ぶとマシンガンを向けた一人に攻撃を食らわす。

そして

ドドドドドド!

犯人達が気を取られてる隙にマシンガンを連射した。

こうして犯人は全員倒され、現金輸送車の奪還に成功したのであった。

その後、輸送車に積まれていた現金の一部はサニー達に支給されたようだ。

終わり

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